Danse Macabre
2016-01-12T12:27:54+09:00
eastriver46
Professor of Law, Kanazawa University
Excite Blog
論文:ノリツッコミの再構成とその起源
http://eastriver.exblog.jp/24038470/
2015-12-17T15:07:00+09:00
2016-01-12T12:27:54+09:00
2016-01-10T15:06:57+09:00
eastriver46
日記
A「お前血液型何なん?」
B「俺か、俺はC型やな」
A「Cか、そうは見えへんなあって、おい!」
このパターンは、秘密のケンミンショーで紹介されたこともあって、全国的に広まってしまったうえ、大阪人はみんなああいうことができるらしいという間違った印象を与えてしまった。しかしながら、私の理解では、本当のノリツッコミは、例えば上の場合だと、
A「お前血液型何なん?」
B「俺か、俺はC型やな」
A「Cか、実は俺はD型やねんって、おい!」
と、相手のボケを一度受けとめたあと、ボケで返しながら突っ込むというものと言うべきではないか。自分もとっさに正しくボケる技量があって(=そこでまず笑いを作って)、その後に突っ込むことによって(=最初のボケを消化することで)自分のボケで起こった笑いを増幅させるのである。
これは言ってみれば、ラーメンのダブルスープのように、それぞれのスープ(=笑い)がしっかりしていて、かつ、うまく混ざり合っていなければならないという、非常に高度な技術なのであり、単純な最近のノリツッコミの理解は間違っていることをまず指摘しなければならない(ソース:俺)。
このように、正しいノリツッコミには、ツッコミとボケの両方ができる、あるいは交互に入れ替えられるような技術が必要だ。ブラック・マヨネーズがM-1で優勝した際に、ボケとツッコミが途中で入れ替わるスタイルを披露していたが、最近では珍しい部類と言っていいだろう。
ただの間違いを一呼吸おいてから訂正するだけのノリツッコミに、こうしたツッコミとボケの二重性という観点を加えてみた場合、これを最初に広めたのは誰なのか。昭和の漫才師を網羅的にチェックしたわけではないが、漫才ブームの時代には、すでに、ボケとツッコミが明確に分かれるのが普通だった。
ということはこれより前に遡らなければならないのかと思ったが、漫才ブーム時にすでに中堅からベテランになりつつあった、横山やすし・西川きよしの漫才を見ていて、あることに気がついた。きよしもそうだが、特にやすしは、相手のボケにツッコミつつ、それにボケを重ねることを多用していた。例えば、
A「これ新しい時計やねん」
B「うわ、かっこええやん。どこで盗んだん?」
A「誰が盗んだんや!盗人呼ばわりすんな!」
B「盗んだんちゃうんかいな?」
A「ちゃうわ!盗んだんやなくてかっぱらったんや!」
B「かっぱらいか、それやったらええか、ってええことあるか!」
これはボケを受け止めるのではなく、ボケに対して、ちゃんと突っ込んで笑いを起こしてから、突っ込んだ方が(=真面目に見える方が)さらにボケるという期待ハズレが起こることで、1つのボケの面白さと、期待ハズレからくる面白さを掛け合わせて笑いを増幅させる仕掛けなのだ。
言い換えれば、やす・きよが面白かったのは、2人ともこの種の笑いを掛け合わせる技術に長けており、やすしの、ツッコミの後のボケを受けて、きよしがもう一度、それを受けとめてからさらに突っ込むことで、最初のボケの笑いが指数関数のように膨らんだからだ。
やすしが警察沙汰を起こしたこともあって、きよしには、やすしのキャラクターをいじれるという有利な点があった。やんちゃなキャラクターをいじる点では中田カウス・ボタンも同じで、彼らもノリツッコミをするが、結成年度の点で、やすし・きよしの方が少し早い。
これより早い世代で、かつ影響力を持ったコンビとなると私にはほとんど分からないが、You Tubeでみる限るでは、いとし・こいし、ダイマル・ラケットは、こうしたスタイルをとっていなかったようだ。というわけで、ノリツッコミの原型を作ったのは、やすし・きよしである考えることができる。
※冗談です。]]>
クリスマスコンサート
http://eastriver.exblog.jp/24038461/
2015-12-09T14:58:00+09:00
2016-01-10T14:59:35+09:00
2016-01-10T14:59:35+09:00
eastriver46
日記
そういえば音楽の授業で、課題曲のようなものを練習しているという話を聞いていて、先日は会場になる同じ学校区の高校でリハーサルがあるので、そのために校外に出る許可証にサインしてくれと頼まれていた。学校の活動であっても校外に出る場合は許可証にサインというのがアメリカらしい。
食事をして、夜になってから、家族全員で会場の高校に向かった。ここの高校は、評価サイトで10段階の10点をとる非常に評判の良い高校で、施設も立派だった。テレビドラマなどで見るアメリカの高校に初めて入って、しばらく建物を見学したりした。アメフトのグラウンドも大きかった。
コンサートが行われる会場は、児童が作ったクリスマスの絵で飾りつけられており、子供らしい雰囲気。司会で出てきた校長先生の話によると、図工の授業、音楽の授業、リーディングの授業、そういった活動を1つにして紹介できるものにしたかったということらしい。
先生が、大きなロッキング・チェアーに座って絵本を朗読。そのストーリーに合わせた音楽を、合奏や合唱で披露するというスタイル。出演するのは音楽クラブの子供たちと、小1と小3なので、演奏のレベルは、まあそれなりに、という感じだったが、朗読に合わせるというスタイルが非常に面白かった。
アメリカでは、学校によっては、図工や音楽というような、日本でいう副教科の先生の雇用は寄付で賄われていることも多いらしいが、娘の学校では、とても熱心な先生が、頑張って指導していたようだ。アメリカ人に混じって発表会に出るというのは、娘にとってもいい経験になったようだ。
この日の演奏の様子はビデオに収められ、希望者にDVDが10ドルで販売される。映像の編集やDVDの製作は、会場になった高校の放送部?が行っており、この収益が、この高校やこのクラブ活動の支援になる。生徒作のDVDということで値段もリーズナブル。どこかの幼稚園も見習ってほしい。]]>
メリーランド議会
http://eastriver.exblog.jp/24035907/
2015-12-08T15:44:00+09:00
2016-01-12T02:51:12+09:00
2016-01-09T15:55:01+09:00
eastriver46
イベント・旅行
フォート・マクヘンリーの次に行ったのはメリーランド州議会である。ここは、現在でも州議会として使われている建物としては最も古い建物であるが、それよりも、パリ条約が締結された場所として有名である。パリ条約は同じ名前のものが幾つかあるが、ここでは1783年の条約である。
アメリカが独立宣言を出したのは1776年で、一般的にはこの年にアメリカがイギリスから独立したと理解されている。ただ戦争が終わるというのはまた別の話で、当時の独立戦争(Revolutionary War)は依然として続いていたのであり、その戦争を正式に集結させたのが、1783年のパリ条約である。
メリーランド州議会では、それ以外にも、当時、独立軍を率いていたジョージ・ワシントンの退任が本人の申し出によって決議されるなど、アメリカの歴史の舞台となった場所である。もっともワシントンはその後、憲法制定会議において活躍、最終的には初代大統領に就任した。
私にとって興味深かったのは、こうした歴史の舞台ということもあったが、意外な人物の銅像を発見したからだ。このおじさん誰だろうと近寄って見ると、Roger Taneyと書かれていた。彼は第5代の合衆国最高裁判所首席裁判官で、Dred Scott v. Sandford, 60 U.S. 393 (1857)という事件で知られている。
これは、めちゃくちゃ圧縮して書くと、かつて奴隷だった人が、一度奴隷制を廃止している州に行ったからといって、自由人になれるわけではありませんと宣言した判決。この判決が1つの要因となって南北戦争が起きたと言われるほど、歴史的に重要な事件である。Taneyはメリーランド出身だったようだ。
この判決は結果的に人種差別を支持することになったので、アメリカ法の専門家の間では、過去の誤った判決の代表として挙げられるものの1つである。そのためかどうかは不明だが、彼の銅像は、州議会の裏側の正面に建てられていたし、説明もかなり地味だった。
これに比べて、もう1つの銅像、Thurgood Marshall像は、周りに合衆国最高裁の建物を模したセット(?)が置かれ、かなり広いスペースが取られていた。彼はアフリカ系で初めて合衆国最高裁裁判官となり、人種差別の撤廃に大きな貢献を果たした人物として知られる。彼はボルティモア出身だった。
Marshallは、Brown v. Board of Education, 347 U.S. 483 (1954)で原告側の代理人を務めた。この判決もめちゃくちゃ圧縮すると、人種ごとに学校を分けるのは人種差別だと宣言したもので、Dred Scott判決とは対照的に、アメリカ史上最も重要な判決の1つとして挙げられている。
アメリカ法研究者としては当然Dred Scott判決、Brown判決、そしてTaney、Marshallの名前をよく認識しているのだが、この2人の裁判官がメリーランド州出身とまでは知らず、これは意外な驚きであった。特にDred Scott判決との関係は、期せずしてゲティスバーグとの結びつきも再確認できた。
Thurgood Marshallについては、全米法律家協会が、人権擁護活動に功績のあった人物にThurgood Marshall賞を贈っている。女性で初めてこの賞を受賞したのが、現合衆国最高裁裁判官のRuth Bader Ginsburgであり、2番目が、私が金沢でヘヴィメタルを聞かせまくったNancy Gertnerである。
Nancyは当時マサチューセッツ州合衆国地方裁判所裁判官で、それ以前はボストンの女性刑事弁護士の草分けとして活躍した人物。私は2008年にハワイ大学ロースクールで出会って、それ以来交流が続いている。現在はハーバード・ロースクールの教授として活躍中で、今年会いに行ければと思っている。]]>
フォート・マクヘンリー
http://eastriver.exblog.jp/24021503/
2015-12-07T16:30:00+09:00
2016-01-05T06:27:11+09:00
2016-01-04T16:34:15+09:00
eastriver46
イベント・旅行
旅行2日目はマクヘンリー要塞へ。ここは、世界史でも出てくる1812年の米英戦争(インディアン戦争)の激戦地の1つであり、また、アメリカ国歌が生まれた場所として、日本人にはあまり知られていないが、アメリカ法研究者としては、行っておいて損はない場所である。
ここは24時間、365日、常にアメリカ国旗を掲げ続ける場所であり、事前に得ていた情報では、タイミング合えば、我々のような観光客も、国旗の交換の一部を手伝わせてくれる。それは是非体験したいと思って早く出かけたのだが、寸前のところで、午前の交換(午前9時半だった)は終わっていた。
残念だったが、気をとりなおして、国旗が掲揚されている要塞に行く前に見ることになっているらしい説明のためのDVDを見た。米英戦争のイギリス軍による攻撃が詳しく説明されていた。DCが攻撃されて次は俺たちだと思ったボルティモア市民が集まって、イギリスを迎え撃つところから説明してくれる。
そんな中、イギリス軍のもとに、捕虜の解放交渉をしにいったのがフランシス・スコット・キーという弁護士。無事に解放交渉を成功させたものの、イギリスの動きをアメリカに悟られないように、マクヘンリー要塞との戦闘が終わるまで、イギリスの艦船で待機させられていたそうだ。
戦闘がおわって船でボルティモアを目指したキーら一行は、ボルティモアがめちゃくちゃに破壊されたのではないかと思い、マクヘンリー要塞を望遠鏡で眺めたところ、夜明の光の中で、星条旗が揚がっているのが見えた。その光景に感銘を受け、手元にあった紙に書き留めた詩が国歌のもとになった。
DVDを見た後は、いよいよ要塞に行く。レンジャーのおじさんによれば、この季節にしては珍しい、風のない穏やかな天気で、要塞の周りと国旗をじっくりと見て回ることができた。要塞の中には、当時の兵舎の様子が再現されているほか、国旗が掲げられていた支柱の一部も展示されていた。
キーが実際に見た国旗本体はどうなっているかというと、この翌日ワシントンDCまで足を伸ばしたYによると、国立アメリカ歴史博物館で、展示されているらしい。かなり痛んでいるため撮影は厳禁で、光の当たらない展示ケースに入れられているそうだ。DCに行った時には是非見てこよう。]]>
ゲティスバーグ古戦場
http://eastriver.exblog.jp/24015706/
2015-12-06T15:32:00+09:00
2016-01-02T15:37:07+09:00
2016-01-02T15:37:07+09:00
eastriver46
イベント・旅行
朝の7時半にアクロンを出発。早朝はかなり冷え込んでいて、道行く景色はほとんど、霜に覆われていて、幻想的でした。どんどん東へと進んで、途中から有料道路へ。ゲティスバーグに行くために、今度は有料道路を降りて一般道に入るが、山脈を越えるためか?アップダウンがかなりきつい道のりでした。
2時過ぎに、ゲティスバーグ古戦場の入り口に到着。観光案内所で、博物館の場所を確認してさらに進む。博物館では、なぜ南北戦争が行ったのかということを、ビデオの説明や当時の資料を見ながら、時間をかけて勉強した。15分くらいの映画も上映されていたのでしっかり観た。
映画を見終わると、その上映室の上に案内される。そこは円形のドームになっていて、ゲティスバーグの戦いが巨大なジオラマで音と解説で再現される。その説明は、かなり細かいものも含まれていたのだが、耳の不自由な人用の字幕による解説があったので、それを頼りに理解することができた。
アメリカ法研究者として、資料館でたっぷり勉強した後は、リンカーンが演説をした場所に向かう。てっきり、ゲティスバーグの戦いに勝利した時に、演説が行われたのだと思っていたが、どうも戦いが終わって、その後戦没者の慰霊式が行われた時に、短い演説をしたということらしい。
演説をした場所は、戦没者を慰霊する施設ということで、ゲティスバーグを見渡せる、少し高い丘のようなところにある。その場所は静かで、非常に引き締まった空気に満ちていた。リンカーンの像があり、その近くに、この場所の向こうで演説が行われた、という標識が建てられていた。
夕方までしっかりゲティスバーグを見学、勉強して、その後はボルティモアに移動。映画「めぐり逢えたら」でメグ・ライアンはボルティモア・サンという地元紙勤務だったなあとか思いながら、インナーハーバーの有名なPhilips Seafoodでクラブケーキを食べた。明日はマクヘンリー要塞へ。]]>
10年ぶり2度目の日本からの客
http://eastriver.exblog.jp/24015698/
2015-12-05T15:29:00+09:00
2016-01-02T15:31:15+09:00
2016-01-02T15:31:15+09:00
eastriver46
日記
そうは言っても、前回のランシング同様、ここアクロンも、それほど日本人がうきうきするような観光地があるわけではないので、アクロン大学ロースクール内を見学。土曜なので授業はなかったが、立派な模擬法廷の教室を見たり、私の研究室に来たりで、私が決して「遊んでるわけじゃない」ことを確認。
Cuyahogaの観光地などもちらっと見たりして(ちょうどいいタイミングで移動動物園のトナカイがいた)、翌日からの旅行に備えて早めに帰宅。プラスチック製のクリスマス・ツリーを買って家で組み立てたあとは、肉好きのYのために、SanduskyのMeijerで買っておいたステーキ肉でディナー。]]>
クリスマス・ツリー・ファームに行く
http://eastriver.exblog.jp/24009580/
2015-12-04T15:04:00+09:00
2015-12-31T15:06:58+09:00
2015-12-31T15:06:58+09:00
eastriver46
日記
こちらでは、本物の木をクリスマス・ツリーにするのは珍しいことではなく、なんとそのために、クリスマス・ツリーを栽培する、クリスマス・ツリー・ファームなんていうものがあるのだ。調べてみると、アクロンにも幾つかファームがあるので、とりあえずどんな感じなのか出かけてみた。
到着すると、事務所でファームの人が出迎えてくれて、こちらにきて初めてのクリスマスなんだけど、どんなツリーがあるのか見に来たんです、と説明。すると、ツリーの種類を詳しく説明してくれた。種類によって重いオーナメントには向いてないとか、色が長持ちするとか、いろいろあるらしい。
ツリーにはそれぞれ高さと値段が貼ってあり、貼ってないのは2016年か2017年用のツリーということだった。早速広いファームに出てみると、いろんなツリーがあったが、やはり、形がいいなあと思うものはちょっと値段が高い(80から100ドル)。今日は下見なのでまあいいか、と事務所に戻った。
事務所には、すでに切られているツリーもたくさんあって、同じように値段が貼られている。聞くと、こちらはジョージアやサウス・カロライナで栽培されて少し早めに切られて送られてきたものだった。ツリーの種類によっては、アクロンでの栽培に適していないということらしい。
1ついい大きさで値段も手頃なものがあったが、他のファームを見たいし、ということで、結局この日は買わなかった。家に戻ってから、あんな大きなツリーを飾って楽しんだあと、捨てるのはどうやって捨てれば良いのか不安になったので、アパートの管理事務所に聞きに行くことにした。
聞いてみると、なんと、アパートの室内に本物のクリスマス・ツリー(英語ではlive treeと言う)を持ち込むと、室内が汚れる他、火事になるので飾ってはいけないと言われてしまった。がっかりして家族に告げると、娘の小学校でも、室内でツリーを飾らないように、と消防の人に厳重に注意されたそうだ。
そんなわけで、本物のクリスマス・ツリーを買うのは断念。Walmartなどで売っているプラスチック製のものは良いらしいので、ツリーの方はそれで済ませて、ファームでは、クリスマスのリースを買うことにした。それにしても、買う前にアパートのルールを確かめておいて本当によかった。]]>
Holiday Gift Shopのボランティア
http://eastriver.exblog.jp/24008543/
2015-12-02T07:06:00+09:00
2015-12-31T07:11:34+09:00
2015-12-31T07:11:34+09:00
eastriver46
日記
娘の小学校では、いろいろな課外活動を実現するために、親のボランティアや寄付が求められることが多い。直接寄付を募る場合もあるし、物を買うことで、売り上げの一部が寄付になりますよというものもある。いずれにせよ、直接お金を払って、学校や地域を支えようということである。
我が家の場合は直接多額の寄付をするだけの余裕はないが、ボランティアに参加するくらいはできるので、そちらの方で貢献することにしている。Trunk or Treatやカルチャーナイトに参加したのもその一環。今回は、子供(幼稚園から4年生まで!)の買い物の手伝いをするというボランティア。
行ってみると、案の定、男性は私1人で、歓迎される。仕事内容を聞くと「子供がそれぞれ買い物をするのを、横について手伝ってあげるだけだから超簡単よ。問題といえば、子供がなかなか決められずに時間がかかることくらいかな。」ということだったので、それなら私でも十分できそうだ。
子供達はあらかじめ封筒に最大18ドルまでの予算で小切手か現金を持ってきている。封筒には誰にどれくらいの予算でプレゼントを買うかを、子供達があらかじめメモしてきているので、「君はお父さんには3ドルのプレゼントね」と、メモを見ながら、3ドルくらいで買えるギフトを一緒に選んであげる。
ギフトは、男性用、女性用(それぞれ、おじいちゃん、おばあちゃんを含む)、子供用、ペット用と分かれているので、子供達は、何を買ってあげたら喜ばれるかを考えながら、予算をにらみつつ買い物するのである。買うものが決まったら、私が、商品番号と金額をメモに書いて、商品を袋に入れる。
途中で、やっぱりママにはこれがいい、と心変わりをしたり、5ドルと決めた予算を厳格に守ろうと複数の商品を組み合わせようとしたり、あれこれ選んでいる間に「おじさん、これで合計何ドル分買ってる?」と聞かれて慌てて計算させられたり、子供ごとに、買い方に個性が出るのが面白い。
子供達は、この活動で、ホリデーシーズンに家族のためにギフトを買うこと、何を買えば喜ばれるかを考えること、決められた予算で買い物をすること、教室で使われるキッズキャッシュではなく、本物のお金で買い物をすることを体験する。ちゃんと教育効果を考えて企画されているところも素晴らしい。
このボランティアでたくさんの子供の相手をして、幼稚園の子供なんかは、何を言ってるのかわからなくてちょっと苦労した。それでも、途中で、娘にとてもよくしてくれる娘の友達の担当にもなったので、娘の手助けをいつもしてくれてありがとうと、直接お礼を言うこともできて、楽しい体験だった。]]>
Great Wolf Lodge
http://eastriver.exblog.jp/24006511/
2015-11-29T15:06:00+09:00
2015-12-30T15:07:44+09:00
2015-12-30T15:07:44+09:00
eastriver46
イベント・旅行
こちらでは、インドアの大型レジャープールが割とたくさんあり、少々遠くても宿泊施設が併設されているものが多いので問題ない。ホームページでは、どんなタイプのプールやスライダーがあるのかを事前に調べて、小学3年と2歳がバランス良く遊べるGreat Wolf Lodgeにした。
怖がりの娘は、スライダーはやらずに回るプールでグルグル回ってばかりで、料金分楽しめてないんじゃないかと思ったが、とにかく最高に楽しかったらしい。本人が楽しむのが一番なので良しとしよう。長男は2歳なので、一番浅いプールで水遊びを楽しんだ。]]>
Black Friday
http://eastriver.exblog.jp/24006509/
2015-11-28T15:05:00+09:00
2015-12-30T15:05:43+09:00
2015-12-30T15:05:43+09:00
eastriver46
日記
昔は早朝から大売り出しが始まっていたようだが、だんだんと深夜4時から、いや深夜0時からと早くなってきて、最近では、木曜の夜くらいから始まっているようだ。今年は本格的に感謝祭のディナーを食べたのだから、Black Fridayも本格的に?楽しもうということになった。
少し早めに夕食を終えて(もともとこちらの人の夕食は日本よりも早くて、6時くらいから始まる家庭も珍しくない)、7時半ごろから近く(といっても車で約45分)のアウトレットモールに出かけると、もう車が長蛇の列を作って駐車場へと押し寄せていた。
なんとか駐車スペースを確保して、掘り出し物がないか探して回った。自分の買いたいものは見つからなかったが、子ども向けの洋服や靴を安く買うことができた。夜がどんどん更けていっても人は帰るどころか増える一方で、日本で言うと大晦日に一足早く神社でお参りしてますというという感じ。
翌日正式に?金曜日になってからも幾つか小売店を回ってみたが、気がついたことは、なんでもかんでも安くなるのではなく、普段安くならないもの(特にブランドもののアクセサリーや洋服、テレビなどの電化製品)が大幅に安くなっているという感じで、日用品は普段通りの値段でした。
そういうわけで、もともと電化製品やブランドものの洋服などを買う予定のなかった私としては、あまりメリットのないイベントであった。しかしまあ、アメリカの人はこうやってホリデーシーズンを、お祭り騒ぎのようにして楽しむんだなということを体験できて、楽しかったです。]]>
感謝祭
http://eastriver.exblog.jp/24006506/
2015-11-27T14:59:00+09:00
2016-01-06T13:51:18+09:00
2015-12-30T15:04:56+09:00
eastriver46
日記
以前ハワイで感謝祭を過ごした時は、ホストの先生が、感謝祭の時にいつも集まる友人宅に行くのに誘ってもらって、そこで過ごした。その時はそのお宅で料理をご馳走になったのだが、今回は、娘が学校で感謝祭のことを勉強してきていたので、我が家で本格的に祝うことにしていた。
娘が学校で読んでいた本(Squanto, Friend of the Pilgrims)は、プリマスにいた先住民族の1人であるスクアントの生涯に焦点をあてていて、感謝祭のことは後半で少し出てくるだけなのであるが、それでも、感謝祭の背景を知ることによって、娘も私も、感謝祭の理解が深まって非常に良かった。
料理はやはり七面鳥を作るべきだということになって、小さめの七面鳥を準備。アメリカの伝統的な作り方で行こうということで、ちゃんとスタッフィング(stuffing)とクランベリーソースを用意した。スタッフィングは、日本でいうと、カチカチの食パンをサイコロ状に切って味付けをしたもの。
この味付けはいろいろなものがあって、どうもその味付けが、その家庭のお袋の味の一部となるようだ。我が家は一番標準的なスタッフィングの味付けである、コンソメ?風のものを準備。これに甘くて酸っぱい、この時期ならではの味覚であるクランベリーソースをつけ合わせる。
七面鳥の方は、そのままオーブンで焼く方と、スタッフィングを入れたものと2種類を準備。妻がとても上手に準備してくれたものをオーブンでしっかり焼いて出来上がり。マッシュポテトの代わりに粉ふき芋を添えて、初めての感謝祭ディナーが完成。妻のおかげでとっても美味しいディナーになった。]]>
東川の英語力はどのくらいか
http://eastriver.exblog.jp/24001521/
2015-11-19T18:28:00+09:00
2015-12-28T18:41:58+09:00
2015-12-28T18:41:58+09:00
eastriver46
日記
難しいと感じたのは先生の発音。火曜日のクラスと違って、男性の、寡黙でボソボソ、しかも相手が外国人でもおかまいなしに普通のスピードで喋るタイプの先生で、かなり注意して聞かないと聞き取れない。しかし、これこそ私が求めていた難しさなので、なんとか乗り越えていきたい。
授業でやる課題は、日本でちゃんと英語教育を受けてきてそれなりの成績だった人にとってはさして難しいものではない。主語と動詞が一致していないものを訂正(動詞の原形か3単現をつけるか)したり、目的語で不定詞と動名詞を正しく選ぶ、句と節を書き直すなど、基本的なものばかりだ。
中にはNeither A nor Bで動詞を選ばせるというようなものも混じっているが、長く塾講師で英語を教えていた身からすれば、AとBが単数名詞なら単数扱いとわかっているので、そこはためらわずに正解を出せる。先生は、その様子を見て、君はその辺の高校生よりずっと良くできていると言ってくれた。
そうは言っても、私がその辺の高校生をつかまえて、普通に会話できるかというとそうではない。もちろん、今の私なら、わからないときは「ゆっくり喋って」と要求できるだけの場数を踏んできたので、会話は成立するし、もしかしたら年齢の優位も手伝って、かなり深い議論もできるかもしれない。
しかしアメリカの高校生同士が気軽に雑談しているのを聞いて、それを完全に理解できるかというと、高校生の話題についていけないのを差し引いても、多分いろいろと手こずるに違いない。その意味では、やはり私の英語はまだまだその程度ということだろう。
ただ、私がここで強調しておきたいのは、だから日本の英語教育はダメかというと、それは決してそうじゃないということだ。ESLの先生が高く評価してくれたように、日本でしっかりと英語を勉強していれば、それはやはりある程度の英語力がちゃんと身についているということなのである。
実際、この最上級クラスでも、また火曜日の上から2番目のクラスでも、文法の練習で、普通に高校入試を突破した人のレベルでつまづくことはまずないと言っていいほど、基本的なことばかりが教えられている。そして、それすらできていない外国人は、実はいっぱいいるのである。
ところが「それすらできていない外国人」が、文法が間違っていようが、バンバン英語で喋りまくるので、教室の他の日本人(ESLには企業の派遣で来た駐在員の奥さんが結構在籍している)は萎縮しているのか、静かなままなのだ。これは実にもったいないことである。
考えられるのは、1971年生まれの私かそれに近い世代では、英語は中学生から習うものであり、英語力とは英会話の力ではなく、英文法に関する「学力」という形で評価されてきたことが大きいのではないか。すなわち、唯一無二の絶対的に正しい「正解」があり、それ以外は間違っているという感覚である。
なので、我々の世代では、正しい英語でなければならないという呪縛が常につきまとい、練習量が極端に不足している英会話では、何も話せない=英語ができない、ということになるのである。この意味で、小学生から、文法はともかく会話の手段として小学生から英語を学ぶことは、私は大賛成である。
私は、中学生や高校生という早い時期から、ヘヴィメタルという欧米の文化に傾倒していったことで、勉強としての英語から離脱していったために、この呪縛から逃れたことが大きかった。加えて、英語の最良の試験対策は、教科書の試験範囲を30回朗読することに尽きる、と喝破した親父の影響が大きい。
英文法学者として文法の理論を極めるのであればともかく、中学レベルの試験対策であれば、試験範囲を30回朗読すれば、そこは理屈抜きに、be interestedとくれば、あとに続く前置詞を選ぶ問題で、自動的にfromやonではなくinと答えられ、この要領で、文法関係の問題はそれでほぼ満点が取れるのである。
これは、英文法の研究者からすれば邪道かもしれないが、当の中学生にはかなり精神的に楽になる方法である。そしてなにより大事なことであるが、少なくとも、酷い点をとって、英語が嫌いになるということを避けられるのである。このことは非常に重要であったし、大学で教えるようになって痛感している。
というのは、留学などで、少々英会話の楽しさを知った学生が、日本の英語教育はダメだと批判するのを何度も聞いてきたが、そういう学生に限ってgonnaなどの表現や、You areをU rと書くようなことばかり覚えて、肝心の文法の知識は、本当に国立大学の学生なのか、と思うレベルが少なくないからだ。
こういう英会話の楽しさをわかった学生が、ちゃんとした英文法を身につけて会話できるようになれば良いのだが、実際はそうなっていないのである。だから日本人の英語の問題とは、ちゃんと読めて書けるという英語力と、聞けて話せるという英語力がスムーズにつながっていないところにあるのではないか。
このことをきちんと理解しないまま、話せない英語はダメだ、文法中心の今の英語教育は無意味と短絡して、口語表現やスラングを覚える方向に行ってしまうのは危険ではないか。通訳になるのならともかくも、ほとんどの人にとっては、ちゃんと読めて、しっかり書ける力の方が重要なはずだ。
私も別に、外国人としての英語力が基準のESLで、そこの先生に褒めてもらったくらいで、ネイティヴの高校生並みだとお墨付きをもらったとは、毛頭考えていない。ただ先生の評価要素の1つとして、文法の力があったのは確かであり、読めて書けるから、それが、聞けて話せるにつながるのである。
小学校低学年から英語を身につけようとする場合と、すでに高校・大学レベルにある人では、当然アプローチは異なってくるだろうが、現在大学生ならば、私は断然英文法の徹底的な復習と語彙の獲得を勧める。文字で読んだり書けたりしないことが、聞けたり話せたりすることはないのである。]]>
Chromecastを導入
http://eastriver.exblog.jp/24000586/
2015-11-18T13:12:00+09:00
2015-12-28T13:11:54+09:00
2015-12-28T13:11:54+09:00
eastriver46
日記
そこでGoogleが出しているChromecastを導入した。同じネットワーク内にChromecastを設置すれば、iPhoneやiPadなどでYou Tubeを表示し、その映像をテレビでみることができるのである。You Tubeしか表示できないApple TVという感じで、値段が35ドルとかなり安いのも魅力だ。
こちらではWalmartなどどこでも売っているので、早速購入してきてHDMIケーブルをテレビにさして設定するとすぐに使えた。感覚としてはiPhoneのYou Tubeアプリで映像を探してきて、それをテレビで表示するので、iPhoneをテレビのリモコンのような感じで使えるので快適だ。
久しぶりにバラエティ番組を中心に日本のテレビをあれこれ見て楽しんだ。金沢でよく見ていた「今ちゃんの実は」が全て見られたのは嬉しい驚きだった。古いテレビドラマもいくつか発見した。スクールウォーズなんかは、思わず全部通しで見てしまった。
小泉今日子の大根役者ぶりにめまいがしそうになる「少女に何が起こったか」も良かった。これまで小泉今日子を苛めてきた石立鉄郎が、最終回に「ちょっと寂しいが元気でな、薄汚ねえシンデレラ。いや、とっても可愛いシンデレラ」というところは、ユネスコの記憶遺産に申請すべき歴史的名演。]]>
junk mailが届く
http://eastriver.exblog.jp/24000432/
2015-11-15T12:17:00+09:00
2015-12-28T12:18:56+09:00
2015-12-28T12:18:56+09:00
eastriver46
日記
最近怪しげなダイレクト・メールが届くようになった。見ると、赤の太字などを使って、いかにも重大な通知のように見せかけて、自動車に関する保険を購入させようというもののようだ。たしかに最近こちらで中古車を買ったので、いったい何事かと思って、初めて見た時はかなり驚いた。
購入した車のメーカーと年式は正しく表記されているので、最初は本当の通知かと思った。しかし、よく読んでみると、カスタマーIDとか書いてある割には、車のメーカーや系列会社、あるいは実際に購入したディーラーの名前らしきものが書かれていないし、行政機関からの通知のようにも見えない。
だんだん、これはなんか怪しい、ということになって、通知に書かれている文言をgoogleに入れてみると、結局これは高額の保険を買わせようというダイレクト・メールだと判明した。事故ではなく、製造物責任を延長しますという保険というのも、PL訴訟大国アメリカということだろうか。
その後このダイレクト・メールはどんどん届くようになった。中には、このメールの配達を妨害すると連邦法で罰せられます、という警告文が書かれているものもあった。本当にそんな連邦法があるのかと思って調べてみると、確かにそういう規定があった。See 18 U.S.C. 1702.
ちなみに、友人の指摘によると、郵便料金を支払った郵便物以外のものを郵便受けに入れてはならないという連邦法の規定があるらしい。See 18 U.S.C. 1725. このため、業者が日本のようにチラシを郵便受けに入れることはできない。しかし郵便料金を払えば、確実にそれは郵便受けまで届くのである。
根拠のない勝手なルールで保険を購入するよう脅してくる割には、自分たちの通知の方法はしっかり連邦法に守られているという矛盾が、なんだか面白い。連邦法の規定が書かれていたおかげで、郵便物の配達に関する法制度の勉強にもなったので、まあ、これはこれで良い経験になった。]]>
カルチャーナイト
http://eastriver.exblog.jp/24000034/
2015-11-13T09:11:00+09:00
2015-12-28T09:13:40+09:00
2015-12-28T09:13:40+09:00
eastriver46
日記
今回のイベントはそうした校風からきているもののようで、PTAが主催して、各国の料理を持ち寄って一緒に食べましょう、というもの。学校には、我が家を含めて日本人家族が3世帯あるので、日本チームとして、女性陣3人、男性人2人で参加することにした。
日本チームは、アメリカ風の、ご飯が外側になっている巻き寿司(中味はチキン照り焼きとカニカマの2種類)と味噌汁、デザートにわらび餅。さらに子供達の余興として折り紙コーナーを用意。日本から持ち込んだ折り紙や、こちらの新聞紙を正方形に切ったものを用意する。
参加したのはインド、イギリス(ウェールズ、と書かれていた)、セルビア、スロヴァキア、ブラジル、メキシコ、イスラエル、ドイツ、台湾、スェーデン、ヴェネズエラ。USAと書かれた紙も貼ってあったが、結局ドタキャンなのか手違いか、とにかく誰もそこには来なかった。
料理は妻やそれ以外の日本人家族のお母さんら、女性陣が朝から人数分を準備した。男性陣は、私が、当日の料理の説明、もう1人が折り紙の説明という役割分担。日本食はもともと人気があるので、たくさんの人がやってくる。カニカマよりも照り焼きチキンの方が人気だった。
中には、醤油をかけすぎる人や、巻き寿司を寿司というのはなぜだ、握ってないじゃないかと長年(?)の質問を聞いてくる人もいて、店番は結構忙しかった。それでも、いろいろ料理の説明をしたり、ハロウィンの時におどかしてやった子どもも来たりして、なかなか楽しかった。
食事と一緒に、各国の民族舞踊を紹介するコーナーもあって、インドの小学生による踊りなど、非常に面白かった。折り紙コーナーは終始人気で、大人も、新聞紙の大きめの折り紙でつくったヘルメットを嬉しそうにかぶっていた。娘もいくつか折り紙を作って貢献していた。
この種の文化交流では、日本食も日本文化も比較的よく知られているので、非常にウケが良い。特に折り紙は、私も終盤少し手伝ったが、小さな紙から立体を作り出すのを、まるで魔法使いを見るかのように見つめてくれるので、とても楽しい。金沢の留学生と日本酒を飲む会でもやってみようかな。]]>
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