2007年 11月 13日
ネゴシエーションの講義終了 |
バーキ先生によるJAIMSでのネゴシエーションの講義は、今日でいったん終了。最後の2日間(縦に2コマ積んであるので、正確には講義4回分)は調停の話。まず、調停とは何かということを押さえるために、調停の利点、欠点、仲裁との違いなどについて説明する。
説明が終わったら、例によって実践。架空の紛争を設定して、当事者A、B、調停者A、Bの4人1組で調停を行う。これにほぼ1時間かけて、うまく調停できたか、どのような形で調停したか(特に、相手側に謝罪させることを調停の条件にできたかどうか)をみんなで確認した。
最後の講義は、調停の内容をもう少し難しくして、再度、調停に挑戦する。その後調停内容を確認して、最後の最後にビデオを見た。ビデオは、ハワイ人の間で伝統的に行われてきたと言う、ポノポノ(pono pono)と呼ばれる紛争解決に関するもの。
ポノポノは純粋な調停とはやや違っていて、リーダーが話し合いを主導するし、方向性も決める。調停での調停人はここまでのことをしないし、調停人は当事者にとって見ず知らずの第三者であるが、ポノポノのリーダーはグループの年長者や地位の高い人がつとめる。紛争解決というよりも、対話によって問題と自分に向き合う、修復的司法(restorative justice)の考え方に近い気がした。
とりあえず講義はこれでいったん終了なので、これからしばらくは、日本法の講義以外は、調停の本を読んだり、自分の勉強をする予定。
説明が終わったら、例によって実践。架空の紛争を設定して、当事者A、B、調停者A、Bの4人1組で調停を行う。これにほぼ1時間かけて、うまく調停できたか、どのような形で調停したか(特に、相手側に謝罪させることを調停の条件にできたかどうか)をみんなで確認した。
最後の講義は、調停の内容をもう少し難しくして、再度、調停に挑戦する。その後調停内容を確認して、最後の最後にビデオを見た。ビデオは、ハワイ人の間で伝統的に行われてきたと言う、ポノポノ(pono pono)と呼ばれる紛争解決に関するもの。
ポノポノは純粋な調停とはやや違っていて、リーダーが話し合いを主導するし、方向性も決める。調停での調停人はここまでのことをしないし、調停人は当事者にとって見ず知らずの第三者であるが、ポノポノのリーダーはグループの年長者や地位の高い人がつとめる。紛争解決というよりも、対話によって問題と自分に向き合う、修復的司法(restorative justice)の考え方に近い気がした。
とりあえず講義はこれでいったん終了なので、これからしばらくは、日本法の講義以外は、調停の本を読んだり、自分の勉強をする予定。
by eastriver46
| 2007-11-13 21:23
| 英米法関係