2010年 04月 20日
ねづっちのなぞかけ |
お笑い芸人、Wコロンのねづっちが、アメトークでなぞかけを披露していた。あまりの早さに「ああ、これは仕込んでたんだな」と思って「ふ〜ん」と見ていたのだが、どうやら違うようだ。彼は本当に驚くべきスピードで、しかもどんなお題が来ても、なぞかけを完成させてしまうのである。
その披露の仕方がまた変わっている、というか、普通なぞかけは大喜利で披露するものなので、司会の人(業界では、これを先生と言う)が「できた人!」などと声をかけて、芸人さん(これを生徒と言う)が「はい!」と手を挙げるというのが普通のパターンである。
ところがねづっちの場合、お題が出たらすぐに(だいたい2秒から長くても5秒で)「調いました!」と言い「○○とかけまして・・・」と披露し、オチを言った後は衣装の襟を直しながら「ねづっちです!」と微笑むという、小ネタとして挟むレベルではない、完成された「なぞかけ芸」である。
あるお題に対して答えを考える、最近の普通の大喜利は、完成度はともかく、面白いことやピントはずれなことを言って「なんでやねん」と先生から突っ込んでもらって笑いを誘うパターン。これに対して、なぞかけは完成度が高ければ「おお〜」と感心してもらえるものの、わかりやすい爆笑にはつながらないことの方が多い。
だから、なぞかけが得意というだけでは、常に爆笑を求められる最近のお笑いブームの中で生き残っていくのは、すごさが評価と直結しないという意味で難しいはずなのだが、ねづっちは、地味な「なぞかけ」を、ものすごいスピードでなぞかけを大量生産するという新しい方法論で注目を集めることに成功した。
調べてみたら、ねづっちの相方は、70年生まれの甲南大学経営学部卒らしい。ということは、甲南大学落語研究会で稀代のホラ吹きとして伝説を残した先輩K氏と同じじゃないか、と何か妙な縁を感じてしまった。ねづっちの「なぞかけ芸」を足がかりに、2010年は、Wコロンの飛躍の年になりそうである。
その披露の仕方がまた変わっている、というか、普通なぞかけは大喜利で披露するものなので、司会の人(業界では、これを先生と言う)が「できた人!」などと声をかけて、芸人さん(これを生徒と言う)が「はい!」と手を挙げるというのが普通のパターンである。
ところがねづっちの場合、お題が出たらすぐに(だいたい2秒から長くても5秒で)「調いました!」と言い「○○とかけまして・・・」と披露し、オチを言った後は衣装の襟を直しながら「ねづっちです!」と微笑むという、小ネタとして挟むレベルではない、完成された「なぞかけ芸」である。
あるお題に対して答えを考える、最近の普通の大喜利は、完成度はともかく、面白いことやピントはずれなことを言って「なんでやねん」と先生から突っ込んでもらって笑いを誘うパターン。これに対して、なぞかけは完成度が高ければ「おお〜」と感心してもらえるものの、わかりやすい爆笑にはつながらないことの方が多い。
だから、なぞかけが得意というだけでは、常に爆笑を求められる最近のお笑いブームの中で生き残っていくのは、すごさが評価と直結しないという意味で難しいはずなのだが、ねづっちは、地味な「なぞかけ」を、ものすごいスピードでなぞかけを大量生産するという新しい方法論で注目を集めることに成功した。
調べてみたら、ねづっちの相方は、70年生まれの甲南大学経営学部卒らしい。ということは、甲南大学落語研究会で稀代のホラ吹きとして伝説を残した先輩K氏と同じじゃないか、と何か妙な縁を感じてしまった。ねづっちの「なぞかけ芸」を足がかりに、2010年は、Wコロンの飛躍の年になりそうである。
by eastriver46
| 2010-04-20 23:24
| 日記