2008年 12月 13日
寝台特急はやぶさ・富士の旅/その2 |
機回しを見た後は、いよいよ30年近く憧れ続けたはやぶさに乗車。駅弁を買って個室に乗り込んだ。東京駅を18時03分の発車なので、しばらく通勤電車などと並走しながら東海道線をどんどん西に進む。夏ならばまだ陽が高いだろうが、12月なのでもう周りは真っ暗でちょっと残念。
やはり東京発九州行きの寝台特急は夕暮れ前に出発し、熱海付近で海と山を交互に見ながら日が暮れていくのを、B寝台の補助席に座りながら眺めるというのが、小学生時代に学んだ、一番「正しい」乗り方である。今回は熱海付近は真っ暗だったし、そもそも個室の窓は山側で、廊下に補助席もない。
まあそれでもはやぶさに乗っているので、ぼんやり外を眺めながら、夕食をとって、本を読んだり、だらだらして過ごした。こうなると個室の方が、圧倒的に過ごしやすい。開放寝台の方は、グループが宴会をやっていたり、にぎやかで楽しそうだが、こちらは1人旅なので個室の方がのんびりできる。
列車は名古屋をすぎて、やがて深夜1時過ぎに大阪に到着。ここでいったん眠って6時過ぎに起きたが、天気があまりよくなく、瀬戸内での夜明けを眺めることはできなかった。写真はかろうじて撮影できた、一番状態のいいもの。
徳山から朝の車内販売が始まるので、穴子飯を買おうと気合いを入れて待っていると携帯に着信。こんな朝早くに誰だ、と思っていると、今回の旅行のチケットを手配してくれた、旅行代理店に勤める友人Yであった。彼の地元である徳山のホームで、穴子飯とコーヒーを差し入れしてくれた。とてもありがたいことである。
個室に戻って、冷え込みの激しい山口県西部の風景を眺めながら穴子飯を食べることにする。ふとお手拭きを見ると「本品は手を清潔にする素晴らしい効力があります」と書いてあった。素晴らしい効力を実感しつつ、穴子飯を堪能。とても美味しかった!
列車はやがて下関に到着。到着の大分前から客が前方に移動している。機関車の交換を見るためであろう。 前回あかつきの旅では見逃したが、今回は、もうこれが最後ということで私も見ておこうと、下関でいったん下車。早朝のホームにはこの「儀式」を見ようとたくさんの人がホームに出ていた。
儀式は、まず、東京からここまで列車を牽引してきたEF66を切り離し、その後EF81を取り付ける。このEF81は関門トンネルを走る間だけである。かつてはEF30というアルミボディの機関車だったが、もう既に引退していて、今は赤い車体のEF81になっている。アルミボディのEF30を一目見たかった。
門司に着いたら、今度は再び機関車を切り離し、今度はED76に付け替える。さらにこの駅では、今まで1編成として運転されていたはやぶさと富士を切り離す。この切り離しもファンは必見なのだが、先に前方のはやぶさが出発することで富士と分離させ、はやぶさ出発の約10分後に富士が出発するので、人だかりだけ撮影して、乗り遅れないようはやぶさに乗り込んだ。
その後身軽になったはやぶさは、快調に九州を西南方面に進み、12時前に、無事に熊本に到着した。九州に入ってからは、緑色に塗られた、はやぶさの単独のヘッドマークをつけているので、しっかりと写真におさめた。
東京発九州行きのブルートレインは来年3月にすべて消滅する。ファンにとって、九州行きの列車はメジャーリーグみたいなもので、乗りたいと思い始めてから、かなり時間がかかったが、廃止になる前に乗ることができて本当に良かった。この後は鹿児島まで南下して、帰りは九州新幹線で、九州を縦貫する予定。
やはり東京発九州行きの寝台特急は夕暮れ前に出発し、熱海付近で海と山を交互に見ながら日が暮れていくのを、B寝台の補助席に座りながら眺めるというのが、小学生時代に学んだ、一番「正しい」乗り方である。今回は熱海付近は真っ暗だったし、そもそも個室の窓は山側で、廊下に補助席もない。
まあそれでもはやぶさに乗っているので、ぼんやり外を眺めながら、夕食をとって、本を読んだり、だらだらして過ごした。こうなると個室の方が、圧倒的に過ごしやすい。開放寝台の方は、グループが宴会をやっていたり、にぎやかで楽しそうだが、こちらは1人旅なので個室の方がのんびりできる。
列車は名古屋をすぎて、やがて深夜1時過ぎに大阪に到着。ここでいったん眠って6時過ぎに起きたが、天気があまりよくなく、瀬戸内での夜明けを眺めることはできなかった。写真はかろうじて撮影できた、一番状態のいいもの。
徳山から朝の車内販売が始まるので、穴子飯を買おうと気合いを入れて待っていると携帯に着信。こんな朝早くに誰だ、と思っていると、今回の旅行のチケットを手配してくれた、旅行代理店に勤める友人Yであった。彼の地元である徳山のホームで、穴子飯とコーヒーを差し入れしてくれた。とてもありがたいことである。
個室に戻って、冷え込みの激しい山口県西部の風景を眺めながら穴子飯を食べることにする。ふとお手拭きを見ると「本品は手を清潔にする素晴らしい効力があります」と書いてあった。素晴らしい効力を実感しつつ、穴子飯を堪能。とても美味しかった!
列車はやがて下関に到着。到着の大分前から客が前方に移動している。機関車の交換を見るためであろう。 前回あかつきの旅では見逃したが、今回は、もうこれが最後ということで私も見ておこうと、下関でいったん下車。早朝のホームにはこの「儀式」を見ようとたくさんの人がホームに出ていた。
儀式は、まず、東京からここまで列車を牽引してきたEF66を切り離し、その後EF81を取り付ける。このEF81は関門トンネルを走る間だけである。かつてはEF30というアルミボディの機関車だったが、もう既に引退していて、今は赤い車体のEF81になっている。アルミボディのEF30を一目見たかった。
門司に着いたら、今度は再び機関車を切り離し、今度はED76に付け替える。さらにこの駅では、今まで1編成として運転されていたはやぶさと富士を切り離す。この切り離しもファンは必見なのだが、先に前方のはやぶさが出発することで富士と分離させ、はやぶさ出発の約10分後に富士が出発するので、人だかりだけ撮影して、乗り遅れないようはやぶさに乗り込んだ。
その後身軽になったはやぶさは、快調に九州を西南方面に進み、12時前に、無事に熊本に到着した。九州に入ってからは、緑色に塗られた、はやぶさの単独のヘッドマークをつけているので、しっかりと写真におさめた。
東京発九州行きのブルートレインは来年3月にすべて消滅する。ファンにとって、九州行きの列車はメジャーリーグみたいなもので、乗りたいと思い始めてから、かなり時間がかかったが、廃止になる前に乗ることができて本当に良かった。この後は鹿児島まで南下して、帰りは九州新幹線で、九州を縦貫する予定。
by eastriver46
| 2008-12-13 23:42
| イベント・旅行