2006年 07月 23日
フェアプレイの精神とは |
高校野球の予選で、大量リードした側が、雨天ノーゲームをさけるためにバッターに故意に三振させたという記事がYahoo ! に掲載されており、県の高野連は、フェアプレイの精神に反すると批判している。驚いたことに、試合中にも同様の注意がされたということである。
高校野球漫画の名作、水島新司の「ドカベン」でも同様の場面がある。主人公、山田太郎は甲子園で、江川学院のエース中(あたる)からことごとく敬遠される。敬遠を「敬遠する」ために、監督土井垣は、前の打者2人(殿馬、山岡)に見送り三振を命じる。二死満塁というシチュエーションを作り、山田と対決させるためである。
しかし結果は、やはり敬遠され、押し出しの1点が入る。強打者を避けるために敬遠し続けることは、実際に、金沢が世界に誇る強打者、松井が星陵高校時代に甲子園で経験して物議を醸した。ドカベンではさらに、2年夏の県予選で、吉良高校と対戦したとき、試合を早く終わらせるよう、主人公側の明訓高校が凡退作戦に出るエピソードもある。
野球がスポーツである以上、勝つことを目的としてやるべきだ。高校野球は、スポーツを通じた人格教育という側面があるが、それは、勝利第一主義を取るかどうかを含めて、チーム作りにおいて行われるもので、主催者側が定義の難しいフェアプレイの精神を云々して、実際の試合に対してあれこれ文句をつけるのはおかしいと思う。
高校野球漫画の名作、水島新司の「ドカベン」でも同様の場面がある。主人公、山田太郎は甲子園で、江川学院のエース中(あたる)からことごとく敬遠される。敬遠を「敬遠する」ために、監督土井垣は、前の打者2人(殿馬、山岡)に見送り三振を命じる。二死満塁というシチュエーションを作り、山田と対決させるためである。
しかし結果は、やはり敬遠され、押し出しの1点が入る。強打者を避けるために敬遠し続けることは、実際に、金沢が世界に誇る強打者、松井が星陵高校時代に甲子園で経験して物議を醸した。ドカベンではさらに、2年夏の県予選で、吉良高校と対戦したとき、試合を早く終わらせるよう、主人公側の明訓高校が凡退作戦に出るエピソードもある。
野球がスポーツである以上、勝つことを目的としてやるべきだ。高校野球は、スポーツを通じた人格教育という側面があるが、それは、勝利第一主義を取るかどうかを含めて、チーム作りにおいて行われるもので、主催者側が定義の難しいフェアプレイの精神を云々して、実際の試合に対してあれこれ文句をつけるのはおかしいと思う。
by eastriver46
| 2006-07-23 17:36
| 日記