2006年 04月 09日
ミシガン州で残虐ゲーム規制法違憲判決 |
ミシガン州のゲーム規制法が違憲と判断された。2005年の、ミシガン、イリノイ、カリフォルニアでの訴訟は、ここに来て、イリノイ、ミシガンで規制派が敗北。カリフォルニアも違憲の結論が濃厚ということで、規制派は旗色が悪くなって来た。
ポイントはやはりBrandenburgテストのようであるが、このテストが生きている限り、規制が容認される可能性は少ないようである。それか、もうすこし強力な悪影響の証拠を出すかである。裁判所は、相関関係と因果関係を明確に区別して、悪影響なしとしている。心理学の標準的な議論と若干ずれている気がするのであるが、そこは私も専門外なのでおいておこう。
ただ、裁判所が、悪影響と規制法の関係について、Brandenburgテストに延々とこだわり続けることの問題は別個に指摘されるべきで、このあたりはVirginia v. Blackをどのように理解するかとも絡んで「そこまでして守る(表現の)自由とは一体なんだ?」ということになる。
Brandenburgテストをどのように修正するかも含めて、規制法と訴訟の動向について、今度の比較法学会までに十分理解を深めておこうと思う。
ポイントはやはりBrandenburgテストのようであるが、このテストが生きている限り、規制が容認される可能性は少ないようである。それか、もうすこし強力な悪影響の証拠を出すかである。裁判所は、相関関係と因果関係を明確に区別して、悪影響なしとしている。心理学の標準的な議論と若干ずれている気がするのであるが、そこは私も専門外なのでおいておこう。
ただ、裁判所が、悪影響と規制法の関係について、Brandenburgテストに延々とこだわり続けることの問題は別個に指摘されるべきで、このあたりはVirginia v. Blackをどのように理解するかとも絡んで「そこまでして守る(表現の)自由とは一体なんだ?」ということになる。
Brandenburgテストをどのように修正するかも含めて、規制法と訴訟の動向について、今度の比較法学会までに十分理解を深めておこうと思う。
by eastriver46
| 2006-04-09 23:47
| 英米法関係